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 交換部品カタログ
 重要
この章の中で太字で記載されている部分は、本文の脇の写真ではなくこの分解立体図を参照する必要があることを示します。
リア偏心輪ハブの取り外し
リア偏心輪ハブを取り外す前に、車両から次のパーツを取り外す必要があります。
 
ネジ(12)を緩めます。
チェーン側のスペーサー(34)を抜き取り、スイングアームシャフト(28)をブレーキディスクと一緒に反対側から取り外します。
ブラケット(33)を固定しているネジ(21)を緩めて外し、スプラッシュガード(32)を取り外します。
偏心ハブのホイール側のサークリップ(23)を取り外します。
ワッシャー(24)を取り外し、キャリパープレート(26)をオーリング(25)ともうひとつのワッシャー(24)と一緒に外します。
偏心輪ハブ(28)をスイングアームのチェーン側から抜き取ります。
 重要
リアハブはモーターサイクルの安全性にとって非常に大切な部分です。 従って決してハブは分解せずに、完全なものを部品として入手し交換してください。部品コードは 756.2.006.2A です。
リア偏心輪ハブの取り付け
取り付け作業は、取り外し作業と逆の手順で行います。そのとき以下のことに注意してください。
取り付ける前に規定のグリースをキャリパープレート(26)の偏心輪ハブの取り付け位置(28)に塗布し、そこにあらかじめグリースを塗ったリング(25)を取り付けます。
キャリパープレートの位置決めピン(11)を取り外した場合には、取り付けの際には、規定のネジロック剤を塗布します。
ハブ(28)にワッシャー(24)を挿入します。
キャリパープレートを(2 つのオーリングと一緒に)ハブに取り付け、図に示されているように、スイングアームのガイドシャフト(11)をプレート(26)の穴に挿入します。
もうひとつのワッシャー(24)を挿入します。
サークリップ(23)をハブ(28)に挿入してキャリパーホルダープレートを固定します。
ネジ(12)に規定のグリースを塗布し、規定トルクで締め付けます(セクション C 3,“フレーム締め付けトルク”を参照)。
 
チェーンテンションの点検を行います。手順については、“チェーンテンションの調整”(セクション D 4)を参照してください。
リアスイングアームの取り外し
この装置を取り外す前に、車体から次のパーツを取り外す必要があります。
 
ショックアブソーバーとリンケージをスイングアームからの取り外し
スイングアーム(1)をフレームに取り付けたままで、ベアリングのクリアランスを確認することができます。
スイングアーム(1)の後部をあらゆる方向に動かしてみてください。
正常でない動きがみられる場合は、ベアリングの摩耗が考えられ、ハブの安定性を欠く原因となる可能性があります。
マウントのベアリングのクリアランスの確認については、セクション G 1,“ホイールベアリング”を参照してください。
リア偏心ハブを、この章の“リア偏心輪ハブの取り外し”の項に従って取り外します。
ネジ(15)および(21)を外して、下側のチェーンガイド(16)とヒートガード(22)からリアブレーキホースと速度センサーケーブルを解放します。
主配線からスピードセンサー(A)を外します。
ナット(10)を外し、適切なドリフトを用いてスイングアームシャフト(9)を抜き取ります。
スイングアーム(1)を取り付け位置から抜き取り、ブッシュ(5)も取り外します。
スイングアームがフレームに取り付けられている右側マウントの位置に、内側にスペーサー(8)および(7)が取り付けられています。
スピードセンサーのコネクター(A)を外します。
リアブレーキオイルタンクを固定しているネジ(B)を緩めて外します。
スイングアームシャフトの点検
スイングアームシャフトを再び取り付ける前に、ひずみの値を測定します。
基準ピッチ面でホイールシャフトを回転させ、すき間ゲージを使ってひずみの値を確認します(セクション C 1.1,“リアホイール”を参照)。
許容値を超えるひずみ、ひび、変形が見られるシャフトは交換します。
スイングアームのオーバーホール
スイングアーム(1)とフレームの連結部の内側には、右側にボールベアリング(2)一組、左側にニードルベアリング(6)
一組とシールリング(4)が取り付けられています。
ベアリングの交換は以下のように行います。
スイングアームの右側からスペーサー(8)および(7)を取り外し、左側からブッシュ(5)を取り外します。
適切なドリフトとプレスを使って、ベアリング(2)、シールリング(4)、およびニードルベアリング(6)を取り外します。
スイングアームを適切に支え、取り外しの際には部品の取り付け部分を傷つけないように特に注意してください。
 重要
一度取り外したベアリング(2)、シールリング(4)、およびニードルベアリング(6)は再び使用しないでください。
スイングアームを均等に 150 ℃ まで加熱し、適切に支えます。
ドリフトに新しいニードルベアリング(6)を取り付けます。ドリフトのコードは 88713.1068 です。そしてスイングアーム左側の所定の位置に外側から挿入します。
スイングアームに当たるまでドリフトを押し込みます。
同じドリフトを使用して、新しいシールリング(4)を図のような配置で挿入し、先に取り付けたニードルベアリングに接触させます。
ボールベアリング(2)を取り付けるには、コード 88713.2409 の器具を使用します。この器具は以下の部品で構成されています:
(A)- インナーベアリング用ドリフト
(B)- アウターベアリング用ドリフト
(C)- パイロットブッシュ。
新しいベアリング(2)とインナースペーサー(3)をドリフト(A)上に差し込み、スイングアームの右マウントの内側に取り付けます。
先に取り付けたニードルベアリングの中にパイロットブッシュ(C)を挿入し、先端をドリフト(A)の内側の穴に差し込みます。
スイングアームに当たるまでベアリング(2)を押し込みます。
もう 1 つの新しいベアリング(2)を、ドリフト(A)の外側の先端に差し込みます。
組み立て部品をドリフト(A)で支えながら、ドリフト(B)を使用してアウターベアリングをスペーサー(3)にしっかりと押し付けます。 使用した器具を抜き取ります。
スイングアーム(1)を再び取り付ける前に、規定のグリースをベアリング(2)、ニードルベアリング(6)、およびシールリング(4)に塗布してください。
スイングアームの取り付け
スイングアームを分解した場合は、本章の初めにある分解立体図を参照して組み立ててください。
スイングアーム一式(1)を所定の位置に取り付けます。このときスペーサー(7)および(8)が右側に、ブッシュ(5)が左側にあることを確認してください。
スイングアームシャフト(9)に規定のグリースを塗布し、フレームにあたるまでいっぱいに挿入します。
シャフトの反対側に、規定のグリースを塗布したナット(10)を締め付けます。
ナット(10)を規定トルクで締め付けます(セクション C 3,“フレーム締め付けトルク”を参照)。
上側チェーンガイド(17)を、その内側にチェーンを通して取り付け、チェーンガイドをネジ(15)で固定します。ネジロック剤を塗布し、ネジを規定トルクで締め付けます(セクション C 3,“フレーム締め付けトルク”を参照)。
スピードセンサーのコネクター(A)を接続し、リアブレーキオイルタンクをネジ(B)で固定します。ネジには規定のネジロック剤を塗布しておきます。
 
ショックアブソーバーとリンケージのスイングアームへの取り付け